ロシアがチェルノブイリ原発を制圧した理由は?現在の原発の状況は?

国際問題

 

ロシア軍は2022年2月24日に

10万人以上もの軍を展開して、

ウクライナへの侵攻を

開始してしまいました、、

 

 

米国、NATOが妥協点を見い出せば、

止められたのでは?と

残念に思うのですが、

ロシアはさらに、

2022年2月25日、

ソ連時代に事故を起こしたウクライナの

チェルノブイリ原発を空挺部隊で

制圧したと発表しました。

 

ロシアはなぜ、1986年に大きな

爆発事故をおこして、

現在は稼働していない

チェルノブイリ原発を

狙ったのでしょうか?

 

チェルノブイリ原発を制圧した理由と

現在のチェルノブイリ原発の状況と合わせ、

調べてみました!

 

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チェルノブイリ原発|制圧の理由

 

NATOへのメッセージ|原発の盾

 

ロシアがチェルノブイリ原発を

制圧した理由として、

 

原発付近で戦闘が起こることが、

もっとも懸念されることの1つでもあり、

ロシアが、現在も危険な

チェルノブイリ原発を

掌握、コントロールすることで、

NATOに対し

「軍事行動を踏みとどまるよう、

メッセージを送っている」と、

いわれています。

 

 

万が一、チェルノブイリ原発で

戦闘が起これば、

1986年に発生したような、大惨事が

再び起こる可能性があります、、

チェルノブイリ原発事故は、

史上最悪の原発事故で、あのときは

北半球のほとんど全てに

放射性物質が飛んできました、、、、

もし今、戦時下で

事故が起こった場合、

現場を収める作業はいったい

どうなるのでしょうか?

ほんと、勘弁してくれと思います。

 

 

ウクライナ核武装の阻止?

 

ロシアがチェルノブイリ原発を

制圧した理由として

チェルノブイリ原発の発電所にある、

使用済核燃料や高レベルの放射性物質を

ウクライナが利用して、

核兵器への転用を阻止する狙いも?

ということです。

 

プーチン大統領は

「ウクライナは核兵器を

製造しようとしている、

旧ソ連時代の核技術、

運搬手段も保持している」

と非難していますが、

 

ウクライナは核の保有を

表明したこともなく、

国際原子力機関(IAEA)も、

「ウクライナには原子力を

兵器に転用する兆候はない」

と発表しています。

ウクライナが核物質を

核兵器転用するといった

プーチン大統領の発言は、

ウクライナ侵攻の1つの口実に

過ぎないのではないのでしょうか?

 

 

ブタペスト覚書を反故にしたロシア

 

 

ウクライナは旧ソ連崩壊により独立後に

国内の核兵器の撤去と

核拡散防止条約(NPT)

への加盟と引き換えで、

米国と英国、ロシアの3カ国が

ウクライナの主権を尊重し、

安全を保障する

「ブダペスト覚書」を

結んでいます。

ロシアはこの「ブダペスト覚書」を

ほごにしたのですから、

ロシアは全く信用できない、

約束は厳禁な国と

言われても仕方がないです。

 

ウクライナは核兵器を断念したのに、

「ブダペスト覚書」が破られ、

NATOの加盟もできなかったのですから、

ウクライナを宙ぶらりんにしたままの

米国、英国、NATOの責任も重大ですね。

 

 

 

チェルノブイリ原発の現在

 

1986年4月に大惨事になった
チェルノブイリ原発。
大量の放射能物質が飛散して、
被害は北半球のほとんどで、
主に欧州各地に広がりました。
現在のチェルノブイリ原発の状況は
事故が起きたのは4号機ですが、
2000年12月までに全4基が
稼働を完全停止しました。
4号機は「石棺」と呼ばれる
コンクリートで覆われたうえ、
鋼鉄製のシェルターで
防護されています。
今も原発の半径30キロメートルは
立ち入りが制限されています。
福島原発も30km圏内が
緊急時避難準備区域でした、
半径30キロを道のりでいうと、
東京都心(日本橋)から
南は横浜、
北は埼玉県越谷市、
西は府中市、
東は千葉県松戸市、
あたりくらいまでです。
半径30キロで区切っていますが、
放射性物質拡散の状況は、
気象条件や地形によって、
変わります。
目に見えない有害物質は
厄介すぎます。
安心できない、
汚染物質も出し続ける、
原発は一刻も早く見直すべきです。

まとめ

 

ロシアがチェルノブイリ原発を制圧した

理由では、

原発の盾として、NATOや西側諸国に

メッセージを送っているということ、

ウクライナが核物質を核兵器に

転用しようとしているという

プーチン大統領の口実という2つの

理由がありますが、

これ以上、戦火を広げないように

各国が平和的に対処してほしいですね。

 

今後も状況を注視しながら、

ウクライナに平和な日常が

戻ることを祈るばかりです。

 

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